ノマルは二部だが愛がある(仮) を読んだ感想
投稿者:早蕨 2021/05/20(木) 15:57
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追いつきました。
過去編がどういう話になるのか気になっていたのですが、なるほど相変わらずのうまさだなと思いました。
現代編でノマルの人となりや人々にどう思われているのかを丁寧に書いた上で、終わり方(マイナーに落ちる)が分かっている過去編を見るという流れはよくあるやり方ではあると思うのですが、これがすごく効いているなと感じます。
初心者講習で教育者として優れているところやノマルの人柄の良さをたくさん出して印象付けた上で放つ、ワイルドエリア撤廃の言葉は、物語の中に私を引っ張り込む手段として効果的でした。ネズやその他ジムリーダーがノマルの言う事を断れないと言っているところや、ダンデが彼女を評価しているところも含めて、丁寧にノマルを描いた前半のフリが物凄く効いているんだと思います。
いつもより丁寧に掘り下げやっている気がするなあとなんかあるんだろうなあと考えていたら、なるほどこういう事かと納得です。

ワイルドエリア撤廃と遺族協会の話は、かなり重い話ですね。風さんが取り扱うテーマの中でも、かなり重い部類に入るんじゃないでしょうか。強烈なものが予想されるノマルの過去を今後書いていくのだと思いますが、被害者感情というものを大きく出された時、ここをひっくり返すのって中々理屈として難しいものであるような気がします。そこをどうするのか、非常に気になります。
結果的にはゲームをやっている私達はダンデがチャンピオンとなりノマルの希望は叶わないと分かっていますが、現代編のノマルが撤廃運動みたいなものをしておらず、初心者教育者として経験値の高い能力のある女性として扱われているところを見ていると、それなりに納得するものがあったんだろうな(?)と見えます。根本の思想は変わっていない、というようなセリフもあったと思うので、変わってはいないのだと思うのですが、それでも当時のノマルを止め、または止めざるを得なかった何かがあったのでしょう。チャンピオンになれなかったんで素直に諦めました、ではないと私は読んでいます。
モモナリでチャンピオンロード世代とそれ以降を分けた書き方をしている風さんが、どうやってワイルドエリア撤廃を突っぱねる理屈を作るのか、そこが楽しみだなあ。

原作では強制的にワイルドエリアへ入らざるを得なくなりますが、チャンピオンロードとワイルドエリアじゃ、そこを通らなきゃダメなのかどうかが違いだと思います。少年トレーナー達がバッジを集めたとはいえ全員そこを超えなきゃいけないというのは危険過ぎるので、ワイルドエリアとは違い、すぐ禁止になるのも分かるので、現実的な攻めどころを考えるとそこなんですかね。山登りでいくら登山者が死んでも禁止にならないみたいに、そういう方向になっていくのかな、どうなんだろう。
後、気になるのはノマルだけじゃなくて、マツム達がどう納得するのかというところも難しそうです。

再度現代に戻った時の展開を悩んでいるというお話でしたが、ここまで読んでいるとそれも分かる気がします。納得感ある作り方が非常に難しい話なんじゃないかな……。
過去編にピークを持ってくるのだとすると再度現代に戻って終わらせるのならば流せばいいだけかもしれませんが(それだけでも今のノマルを説明する展開は難しそう)、現在まだ変わらない思想を持っているノマルに何らかの変化を与えるのだとすれば、もう一度現代編でピークを持って来る必要がある訳で。私が書いているとしたら弩級に難航しそうです。

私も書いている側の人間として、素直に作品を楽しませていただいている裏でうわこれ大変だろうなあと思いつつも、風さんならなんとかしてくれるだろう! と信頼(という名の暴力)しています!! 次も楽しみにまってます!!
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投稿者:来来坊(風) 2021/05/22(土) 13:20
早蕨さん、感想ありがとうございます!
ご指摘の通り、この話では結構重いテーマに取り組んでますね、重めの過去、ほのぼの現代で勧めていこうとは思っていたんですが、どうも性格的にほのぼのをかけないところがあるのでもう一度現代を構築し直しています
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ノマルは二部だが愛がある(仮) を読んだ感想
投稿者:花鳥風月 評価:とても良かった! 2020/12/02(水) 16:10
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現時点で全話読ませていただきました。いつもお世話になっております、花鳥風月です。
風さんの作品は企画等で何度か読ませていただいたことがあるのですが、今回新たに連載を始められたということで感想を送らせていただきたいと思います。

この作品に抱いた感情は、一言で言うならば「楽しい」でした。
原作、オリジナルを含めて登場する様々なジムリーダー達。オリジナルのキャラが生き生きしているのはもちろんのこと、原作にも登場するジムリーダー達もしっかりと原作の世界観のまま生きているなぁと思いました。ヤローさんとルリナさんの関係性、キバナさんとSNS、マイナーリーグ落ちを経験したカブさん……原作のネタをこうも発展させられるのは風さんの技量に他なりません。次の話を読むたびに、原作のジムリーダー達がどんどん大好きになっていきます。
ノマルさんが女性ということもあり、ノマルさん新人時代のメロンさんとポプラさんとの会話が凄い好きなんです。
敵でもあるけど同業者でもあり友人。激励の言葉を送る2人が本当に2人らしいなぁと思います。
ポプラさんのピンクはいったい何なんだろう……?

ノマルさんに関しても、どんどん彼女のことを知っていきたくなる魅力を感じます。
「現在」パートからノマルさんがどんな人なのかというのを綿密に描き、掘り下げが十分になされたかな?と思ったところで過去編に入るこの構成、ノマルさんを深く知ってもらうためにはすごく効果的だと感じました。
「現在」ラストで再会?したクシノさんが、今後物語にどのような影響を与えていくのか気になるところです!

あとは個人的に「遺族協会」の存在が非常にシビアだと思いました。
ポケモンに関係する事故で命を落とすトレーナーって、たくさんいると思うんですよね。
その点に触れられ、且つ実態をしっかりと描いていくところから、ポケモン世界について理解を深められているなぁと尊敬する次第です。

取り留めのない感想になってしまいましたが、今後もノマルさんをはじめとしたガラルジムリーダー達の活躍や交流、楽しみにしています!
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投稿者:来来坊(風) 2020/12/02(水) 22:33
感想ありがとうございます!
これまで長くポケモン二次をやってきて「原作キャラクターを書く」というわりかし当然のことをやってこなかったなと思うところもあり今回このような話を書かせて頂きました。

まだこの話は途中で書きたいことの数割しか変えてませんが、どうか長くお付き合いくださいね!
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